畳について

琉球畳とは

沖縄の風土と日本の伝統が融合した「琉球畳」。一般的な畳と異なり、縁（へり）がなく半畳サイズで敷かれることが多いのが大きな特徴です。スッキリとしたデザインで、和室にも洋室にも馴染むため、近年沖縄の住宅リフォームや新築でも人気が高まっています。

素材は「い草」や「和紙」「樹脂素材」など種類が豊富で、特に沖縄では七島藺（しちとうい）という強度の高い素材が選ばれることもあります。畳特有の自然な肌触りと、モダンなインテリア性が両立できるのが魅力です。

また、畳の張り替えや新調を行う際は、通常の畳と同じく表替えや新調を選ぶことができますが、琉球畳は縁なし加工のため、高い技術を持った畳店での施工が重要となります。

料金は選ぶ素材や畳サイズ、施工方法によって変動します。耐久性の高い素材を選んだ場合、費用はやや高くなる傾向にありますが、その分長く美しく使うことができる点がメリットです。

畳のメリット

快適な肌触り

畳はほどよい柔らかさがあり、足ざわりも抜群。裸足で歩いたときの温かさ、座ったときの心地よさはフローリングにはない魅力です。お子さまや高齢の方にも優しい床材として選ばれています。

調湿・消臭効果

天然い草を使用した畳には、湿気を吸収・放出する調湿機能が備わっています。沖縄のような湿度が高い地域でも、室内をほどよく快適に保ち、カビやにおい対策にも役立つ素材です。
和紙畳や樹脂畳の場合も、カビやダニに強い仕様があり、メンテナンス性が高い選択肢として人気があります。

和の佇まいと癒し

畳の香り、やさしい色合いは心を落ち着かせ、リラックスできる空間を生み出します。和室だけでなく、リビングの一角に畳コーナーを設けるなど、現代の住まいづくりにも取り入れられています。

張り替えで長く使える

畳は「表替え」「裏返し」「新調」と段階に応じてメンテナンスできる点も大きなメリット。
日焼けや傷みが気になったタイミングで張り替えれば、いつでも清潔で美しい空間を維持できます。
沖縄では湿気や日差しの影響を受けやすいため、定期的なメンテナンスを行うと長持ちします。

畳を選ぶ際のポイント

素材選びが重要

い草、和紙、樹脂など、素材によって特徴や料金が変わります。

• い草：自然素材の香りと質感／調湿効果
• 和紙畳：退色しにくくカビに強い
• 樹脂畳：水拭きできる／耐久性に優れる

沖縄では湿気が多いため、和紙畳や樹脂畳を選ぶ方も増えています。用途・デザイン性・耐久性を考えて選びましょう。

縁あり or 縁なし（琉球畳）

和の雰囲気を引き立てたいなら縁あり、モダンな雰囲気にしたいなら縁なし琉球畳がオススメです。

料金の内訳をチェック

畳の料金は、

• 畳表の素材
• 畳床（芯材）の種類
• 施工方法
• 枚数
• 古畳の処分費
• 家具移動の有無

などで変わります。

サイズ・敷き方のデザイン性

特に琉球畳は、半畳サイズや市松敷きなど、敷き方でお部屋の印象が大きく変わります。
明るい色・濃い色を組み合わせるなど、沖縄らしい開放感のある空間作りも楽しめます。

沖縄の暮らしに寄り添い、心地よい住空間を生み出す畳。
張り替えや新調のタイミングに合わせて、素材・デザイン・料金・施工実績をしっかり比較し、ご家庭のライフスタイルに合った畳を選びましょう。
琉球畳を取り入れることで、伝統美と現代的なスタイリッシュさを兼ね備えた、より豊かな空間が生まれます。